いわた書店で購入してきた1冊。
日本の超難関進学校である灘高校の生徒たちと佐藤優との対話が本になったもの。
こういう頭が良い人の関連の本は、自分の知らない世界を垣間見れるからなのか、なかなかおもしろい。
本は、真のエリートになるために、戦争はいつ起きるのか、僕たちはナショナリズムから逃れられないの3部構成からなる。
気になった箇所をメモ。
人にはそれぞれ育ってきた文化による拘束性がある。それがあるから、他人の気持ちを理解することは口で言うほど簡単なことではないのです。
人の気持ちをどうやって理解できるかという問題は、相手だけじゃなく自分とも向き合わないといけない。特に思考の鋳型にはめられている人にとっては心理学的な知識が必要になってくる。
上司なり組織なりに相談していいことと、いけないことの区分というのがあるからね。自分の良心に従う時には、バカなふりをしたり、「あ、忘れていました」とか行って、意図的に報告しないことも選択肢としてありうる。