久しぶりに泣いた。
風邪気味だったこともあり、鼻を何度となくかみながら、泣きじゃくった。
この映画を薦めてくれた一人は、辛すぎて、途中で観るのをやめたと言っていた。
確かに、辛い。辛いけど、私の身にも起こりうる。
いじめ、病気、蒸発、孤独。
なぜ、そこまで重なるのか。
得てして、辛いことは重なる。
なぜ、自分だけと言いたくなるくらいに。
映画に登場した、この言葉が好き。
「あの人のためなら、なんでもしたいと思う。そう思うのは、その何倍もしてもらっていると思えるから」
以前、自分をなくすと成長する、と言っていた人がいた。
その時は、よくわからないなあ、と思っていたけど、
たぶん、自分が、自分がではなく、相手を思いやる、相手のことを考えることが、成長に繋がると言うことと同義なのではないか。
そんな気がした。
最近、人が動くのは、思いやりなんだとやっと気づいた。
まずは、自分から。
今年、観た映画一番かもしれない。
湯を沸かすほどの熱い愛。
家族を大切にしようと思わせてくれるそんな映画です。
ぜひ。