どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

「旅は目的地につくまでがおもしろい。」がおもしろい

朝8時、鍬を持ち、畑を耕した。毎年、この地味な仕事はめんどくさい。

朝9時、畑の草取りを終え、札幌芸術の森美術館に向かう。会館は9時45分。インターネットで調べた。

旅は目的地につくまでがおもしろいを観るため。

札幌芸術の森美術館に着いたのが11時。思いの外、時間がかかった。

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北海道ゆかりの作家8名による、様々な「旅」の表現。

 

仙庭宣之さんの展示は、謎解きゲームになっていた。

鉛筆を持ちながら、問題用紙に書かれている5つの質問に答える形式。1つ目の質問から、早速わからない。1つ目の質問は、あとで考えることにし、わかるところから答えていった。5問中、3問はわかったのだが、残る2問がどうしてもわからない。何度も、何度も、展示室を眺めていると、監視員のおばさんが、近寄ってきて、ヒントをあたえてくれた。「こっちの壁と、あっちの壁の位置で、同じ言葉を繋いでいくんです」「は、ん、も、、、」やっと、解くことができた私は苦笑い。残るは1問。いつの間にか、監視員のおばさんはいなくなっていた。考えても考えても、残る1問がわからない。監視員のおばさんも戻ってくる気配がないから、解くのを諦め、答えが書かれている用紙を手に取った。答えを読んでもわからない。答えを理解することすらも諦めかけた時に、再び、監視員のおばさんがやってきて、最後まで解き方を教えてくれた。謎解きゲームは、これくらい難しい方がおもしろいですよね、と思いながら、監視員さんに、こんなに難しい謎解きを答えられた人がいたのか、と訊ねた。「はい。ノーヒントで、答えられた人がいらっしゃいます」妙に感心してしまった。

 

展示を観終わって、美術館内にある売店に寄ると、今回の展示に関連のするものが売られていた。その一つ、シミー書房の、まるい地球の夜の本という本を買ってきた。素敵な話なんよ。この話。

 

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