旅の面白さはどこにあるのでしょう。定住する地を離れ、行き先の土地ならではの観光や食を楽しみ、その土地に滞在し、見知らぬものに触れる、もちろんこうしたことが旅の目的かもしれません。しかし一方で、目的地に着いてからの行為ではなく、そこに行くまでの旅支度や地元を離れ移動する道中など、その過程にも旅の醍醐味があるのではないでしょうか。
日常を離れ、知らないどこかに行くということへの期待と少しの不安が入り交じる、その感情の揺れ動きは、むしろ目的地に着いてからよりも、その前段階でのほうが大きいかもしれません。(旅は目的地につくまでがおもしろい)
「旅は目的地につくまでがおもしろい。」のフライヤーを読んで、素敵な文章だな、と思った。
行くかどうか迷っていたけれど、ちょうど、その日の夜は、札幌で友達と会う約束もしていたので、昼間に芸術の森に行くことにした。
自宅から芸術の森までは、1時間半から2時間かかる。ガソリンスタンドに寄った時に、ふと、ダッシュボードに置いてあった、「旅は目的地につくまでがおもしろい」の割引券が目に止まった。4月17日休館。今日は4月17日。2時間近くもかけて芸術の森で気づかなくて良かった。
昼からの予定がなくなり、喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、本を読んだ。
その1軒のWORLD BOOK CAFEが素敵な喫茶店だった。
旅をテーマにした本が大きな本棚に並べられていて、壁には、絵が飾られている。
また、今度、行こう。
美術館も。