ひさしぶりに録りためていたプロフェッショナル仕事の流儀を、夕飯を食べながら観た。たまたま再生したものは、脚本家・倉本聰の特集だった。
倉本聰は、脚本を書く前に、登場人物が、何歳に、何をしたかという履歴書を作っていく。実際にドラマ、舞台に使わない箇所まで。それが物語の根っこになる。登場人物同士が織りなす物語は枝葉。根っこをいかに掘り下げられるかが大切。
また、こんなことも言っていた。
スポーツ選手が、一週間トレーニングをつまないとどうなる?物書きも同じ。
自分の力以上のものが書けるためには、技を磨き、仕事に、真摯でピュアであること。真摯。どこかでも仕事に真摯であることが大切だって聞いた。真摯。まじめで熱心なこと。
倉本聰の舞台、「走る」を観たかった。