どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

僕は君だったはずなのに。

社会人1年目の冬。僕は、苦しみの渦中にいた。

 

あまりにも苦しい期間が長く続いて、何が苦しいのかも、何が辛いのかもわからないんだけど、毎日が辛く、仕事に行くだけで精一杯。夜だけが束の間の安らぎだった。

毎日のように、仕事をやめたい、仕事をやめたい、と心は悲鳴をあげているのに、やめて何をしたいのかもわからず、お金もなく、どうすれば良いのかわからなかった。

 

その頃、日記を書くと少しは気持ちが楽になるのかな、と日記を書いた。

今日も辛かった。今日も苦しかった。という日記。

こうなったら良いのにな、という内容を箇条書きで書いたことがあって、その中に、心が許せる仲間が欲しいと書いたのを覚えている。

 

孤独だと感じていたのだろうか。家族も友達もいたけれど、本当の苦しい気持ちを言うことが誰にも言えなかったから、誰かに聞いて欲しい気持ちが、心を許せる友達が欲しいという表現になったのか。今となっては記憶が曖昧でわからない。

 

心が疲れて・・・と言う言葉を何度となく使い、孤独でした、と泣いている姿を見ながら、僕は君だったはずなのに、なぜ、寄り添えていなかったんだろうと、悔いて、虚しい気持ちでいっぱいになった。