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どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

日々の営みの中の小さなしあわせが大切だということ

街の小さな居酒屋は、珍しくほぼ満席で、小上がりの席が空いていたけれど、カウンターに座るよう促された。2人の時は、カウンターに座るのも居心地が良い。知らない人と隣り合わせなのは、窮屈だけど、私達が座ると間も無く、隣の人達は席を立ち、店を後にした。

 

時々、無性に刺身が食べたくなり、この店を選ぶ。少しだけ値は張るが刺身が美味しい。混んでいるにもかかわらず、料理は、ほどよく次から次へと運ばれてきた。

 

「だめかもしれないですけど、今、こうなりたいみたいなのないんですよね。昔は、命をかけてできる仕事は何かと考えてきたのに」同僚がそんな話をした。

 

「もしかしたら、それで良いのかもしれないです。この食べている料理がおいしいって感じられる心の方が大切なのかもしれないな、と最近、思います」私は、そう答えた。

 

最近、同じような話を立て続けに訊いた。共通するのは、日々の営みの中の小さなしあわせが大切だということ。

 

たぶん、私は20代ではそう考えられなくて、40代目前だから、そんな心境になっているのかもしれないなと思う。そういえば、20代で、同じような話をしていた人に出会ったっけと思い出した。

 

なんか肩の力が抜けてるというか、自然体というか、そんな考え方が、最近、気に入っている。日々の生活を大切にしつつ、夢の実現のために、たまあに頑張る。

 

そんな話から、一万円選書の話になり、同僚が、昔、好きだった本の話を訊いて、また、読みたくなった本が増えたな、と嬉しくなった。

 

20代の頃、悶々と悩んだり、迷って遠回りしたり、そんな中で読んだ本だったり、何か行動に起こしたことなんかが、今の魅力にも繋がっているのかもしれないな、と、コーラを飲みながら考えた。