どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

頑張らなくても読める哲学入門書。墨子かっこいいなあ。

ここのところ、哲学に関する本を読みたいなあ、と思っていたんだけど、どの本が良いかわからないし、いずれ読めたら良いなあくらいに思っていたら、とうとう、私でも読める本に出会った。

 

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
 

 インド哲学中国哲学、日本の禅についての内容なんだけど、とてもわかりやすい。頑張らなくても読める。

 

釈迦、孔子孟子老子親鸞栄西道元、、、いろんな人が出てくるんだけど、その中でも、墨子墨子がかっこいい。

 

”愛だよ、愛。愛があれば、戦争はなくなる、と、主張した墨子墨子の言葉に賛同した集団を墨家という”

 

むう。愛は確かに大切ではあるが、戦争はなくならんだろう、と思いながら読んでいると、墨家の人々はすごい。

 

”人を殺すことが犯罪だとしたら、侵略戦争は最も凶悪な犯罪であり絶対に許してはいけない”

 

確かに。

 

”ゆえに、墨家の人々は、強国に侵略され攻められている弱小国があれば、どこであろうとそこへ行って傭兵となり強国に立ち向かった”

 

えっ?行動に移したの?と思った。

 

”彼らは、決して国家や民族や思想や宗教のために戦うのではない。弱き民・・・、強者に蹂躙される弱きものを守るため。それだけのために彼らは戦う”

 

痺れた。

もう哲学ではなく、墨子を追いたくなった。