どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

田中角栄の話

同僚がコンビニで買った本がおもしろかったと、鞄から本を出し薦めてくれた。
貸してくれると言う。
本をパラパラとめくり、おもしろそうじゃなかったから、いいわ、と断った。
本を借りたりして読むの好きじゃないんだ、という言葉を添えて。


そういえば、この前、教えてくれた田中角栄の話は良かったよ、と話を代えた。
「それ僕じゃないです」と同僚は言う。
「最近、本の話をしたのは伊藤さんくらいしかいないし。田中角栄が部下の妻に贈り物をしていたって話。気遣いが大事だって話。俺もやってみようと思うんだよね」
「良い話ですけど、僕じゃないです」


ここら辺で、この話を聞いたのは、別の人だったことを思い出す。
伊藤さんではなく和田さん。
今更、訂正するのも、面倒くさくなって、伊藤さんから聞いた田中角栄の話ということで話を進めた。