どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

「ぼくらの仮説が世界をつくる」がおもしろかった

テレビを観ると日本ハムファイターズが1点リードで最終回を迎えていた。
また、もつれているな、と思った。
昨日の試合も、最終回にソフトバンクに追いつかれ、まさかの逆転負け。
守護神の増井の姿は見当たらない。最終回のマウンドに立つのは、マーティンという外国人。
ノーアウト1塁。どこか昨日の試合を彷彿とさせる展開。
マーティンが投げた。審判が手を挙げる。ストライクのコールだと思いきや、まさかのボーク。もはや同点は免れない。まさしく昨日と同じ雰囲気。ノーアウト2塁。バッターの本多はバントの構え。
そして、再び、マーティンが投げた。再びボーク。珍しく2球続けてのボーク。マーティンはマウンドの周りを苛立ちながらぐるぐる回っている。感情を露わにして何度となく吠える。
そこでテレビを観るのをやめた。


時間がたってから、ふと、カリカリしている人は、かっこ悪いなと思った。
すごい、と思う人達は、イライラしているのを表に出さない。
穏やか。組織の良い空気を作るのは、そんな穏やかさかもしれない、とここのところ思っている。


そういえば、昨日も、本を読みながら、自分の実力が伴っていなうちは人を批判しない方が良いな、と思った。どんなに嫌なことをされても。いや、人を評価すること自体、やめた方が良い。
本を読みながら、いろいろ考えた。その本には、こうも書かれていた。


嫉妬心や怒り、悔しいという気持ちをモチベーションにして働く人も多いと思いますが、ぼくはそういう「負の感情」はなるべく長時間抱かないようにしています。なぜなら、そういうマイナスの感情を使って立てる目標は、どうしても小さいものになってしまうからです。


考えもしない考え方だった。私は見返してやるが、モチベーションだったことが多い。
目標の立て方の話も良かったなあ。


本の著者は、佐渡島庸平さん。
株式会社コルク代表取締役社長。1979年生まれ。「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」を育てた編集者の仕事論が、こちらの本。

 

 

ぼくらの仮説が世界をつくる

ぼくらの仮説が世界をつくる