三羽省吾の本を読むのはこれで3冊目。
たまたま、古本屋で、この本を見つけて買った。
高校野球の小説。高校野球の小説を読んだのは初めてじゃないだろうか。
野球を小説にするとどんな感じになるのかな、本の世界に引き込まれるのかな、と思いながら読んだ。
水害に遭った小さな村の野球部の物語。
なんか、この前の東日本大震災と重なった。
だけれど、この本が出版されたのは東日本大震災よりも前。
ページの最後に参考文献が載っていて、
そこに阪神・淡路大震災だったり、三宅島噴火批難の本が載っていて納得。
そりゃあ、重なるなと思った。
友情の物語であり、優しさとはいかなるものかを読者に問う。
そんな本。
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