映画館を出たら別世界になっていた。
真っ黒で、真っ白。
街は闇に包まれていて、
雪がしんしんと降り積もっていた。
ここ近年、冬の楽しみ方を模索し続けてきたけれど、
そもそも「新しい何か」を模索するのではなく、
今まで、自分が好きなことを、
冬でもやればいいじゃんということに、やっと気づき、
今年の冬は、映画を観て、本を読んで、ぬくぬくあったかい部屋で過ごそうと決めた。
そんなわけで映画を観てきた。
「天国からのエール」。
沖縄にある弁当屋さんの事実を基に物語。
沖縄の小さな弁当屋さんのお兄さんが、
バンドをしている高校生のためにスタジオを作り、応援するって話。
映画の主題歌を唄うのは、そのスタジオ出身のバンド。
バンドに出てくる高校生達の演奏も良かった。
誰かのために、何かをする。
頑張っている人のために、応援する。
いやあ、泣けた。
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