北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

トラとレオ(2)

僕の名前はトラ。

お父さんも、
お母さんも、
お兄ちゃんも、
かおりも、
僕のことをそう呼ぶ。

僕の名前は、
どうやら、
お兄ちゃんと、
かおりが決めてくれたみたい。

虎柄模様だからトラ。
ぼくは、ねこなんだけどね。

ぼくが、
この家に来た頃は、
お母さんの手の平に乗るくらいの大きさだったんだ。

お母さんが、
いつも、ぼくにご飯を用意してくれた。

お母さんは、
ぼくのことを犬と勘違いをしていたのか、
ご飯前には、いつも、「お座り!」と言う。

ご飯が欲しいからね。
ちゃんとお座りをしたよ。

ぼくは、小さい頃、
よく病気と怪我をした。

この家に来てまもなく、
高いところから降りると、
腰のあたりが痛くなった。

お母さんと一緒に病院に行った。
ぼくはよくわからないけれど、
検査の結果、
脱腸だって言われたんだって。

脱腸もさることながら、
その日、足を3本骨折した。
骨も弱っていたみたい。

ぼくは、立ち上がることもできず、
ただ、ただ、毎日、横になって過ごした。

お父さんや、
お母さんや、
お兄ちゃんや、
かおりが心配して、
見舞いに来てくれた。


早く、
家に帰りたくて、
泣いちゃった。



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