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どんまい

侍ジャパンありがとう

河童のかわぐちくん(2)

rakuunanzyuku
そういうわけで、僕の友達、河童のかわぐちくんの話なんだけど、
かわぐちくんが河童というわけじゃあない。
かわぐちくんは人間だ。
今まで、出逢ってきた人達の中で、ひときわ、あきらめの悪さにかけては群を抜いている男。
かわぐちくん。

そのかわぐちくんと僕は高校の時に出逢って友達になり、
そのかわぐちくんから聞いた話に、
川で溺れていたところを河童に助けてもらったって話がある。
僕のお気に入りの話だ。

そのお気に入りの話をする前に、
少しばかり、かわぐちくんのあきらめの悪さの話をしたい。
あきらめが悪いというか、粘り強いというか、
僕は、かわぐちくんのそんなところが好きだ。

小学か中学の卒業文集に『世界一周旅行をする』って書いらしいんだけど、
高校の時も、何度か言っていた。「世界一周旅行をする」って。
その時、「やりたいことなんて、そうそう、見つからないからさ。大切にしたいんだよね」とも言っていた。

あと、高校の時に好きになった人ってのが先生だったんだけど、
食事に誘って見事に断られたこともある。
男子生徒から人気がある先生だったんだけど、
食事に誘ったのは、僕の知るところでは、かわぐちくんしかいない。
一年くらい想い続けた結果、その先生には彼氏がいることが発覚。
その時も「別れるってパターンもある」とあきらめていなかった。
さすがに結婚するって退職した時はあきらめたけどね。
その時は、「めっちゃ好きな人なんて、そうそう、いるもんじゃないと思うんだよね」と言っていた。


あきらめないけれど、実現もしなかった。
そんな話の方が実は多い。


そのたびに、かわぐちくんは泣いた。




※この物語はフィクションです。




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