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どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

180000のラブレター(1)

お盆。ばあちゃん家に親戚一同が集まった。
親戚のおじさん達が集まれば、いつだって宴会が開始される。

俺は座布団を枕代わりにし、横になって、テレビで流れる甲子園を観ていた。
大人になったらビール片手にプロ野球を観るのを楽しみにしていたけれど、
ビールのうまさが、わからないまま大人になってしまった。
よって、俺は、その宴会の輪の中には入っていない。

営業って仕事柄、付き合いで取引先と飲みに行くことも多い。
一度、すすめられたビールを断ることもできず、
こうなったら一気に流しこんじまおうと思って、
一気をしたら、そのまま逆流してきた。胃袋が猛烈に拒否した。
「すみません」とも言えないくらい急を要したから、
口をパンパンに膨らませ、トイレに直行した。
その取引先は、それ以降、俺にビールをすすめない。


「好き、嫌いは20代、30代までだな」


親戚のおじさん達の盛り上がっている声が、
否応なしに耳に入ってきて、
そんなもんなのか。俺にはわからないなあ。
好き、嫌いは大事だと思うけどな。
と、一人、23歳の俺は心の中で呟いた。

俺って、今まで、何回、ふられたんだろうかと頭をよぎったから指をおりながら数えた。
5回。
結構、ふられてんな。


「パチンコ。ありゃあだめだ。パチンコをする奴は馬鹿だ。競馬は良いけど」


親戚のおじさん達の話題が、
恋愛の話からギャンブルの話に、
どう展開していったのかはわからないが、
話題はギャンブルの話になり、
競馬で当てた最高額を競うように話していた。


競馬かあ。一度、牛丼を食うくらいは勝ったことがあるが、
どうも競馬では熱くなれない。
まあ、パチンコは儲からないってのもわかるけれど・・・。
再び、一人、心の中で呟きながら、
冷凍庫に入っているアイスを取りにのそっと起きた。


冷凍庫をあけ、何本も入っているアイスの中から食べたいアイスを選ぶ。
こんなアイスがあるのかと一本のアイスを手に取った。


王将アイス。



続く。



※この物語はフィクションです。


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ひさしぶりにフィクションを書き始めた。
今回は、恋愛の物語。
楽雲庵塾では初。

楽雲庵塾塾生のみなさんは、ご存知のとおり、
楽雲庵塾では、一切、恋愛の話は書かない。
まるで掟のようになっている。
なぜなら、楽雲庵塾は、通称、北の男塾だから。

この前、恋愛の言葉をのせているポストカードを頼まれて作ったんだけど難しかったあ。
半端なく時間がかかった。



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