どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

パンダちゃん会議(2)

1ヶ月ぶりのパンダちゃん会議。
前回と同じファミレスで、前回と同じミートスパゲティを食べながら行った。

パンダちゃんの相方が、前回、提案した案についての経過を話した。
今後、この作品を開拓者精神シリーズと名付けよう。あくまでも仮ではあるが。

「ばあちゃんにいろいろ訊いて来たよ。おもしろい話をいろいろ訊けた」

ばあちゃんが、その土地に住み始めた頃の話を訊いた。
俺も、この1ヶ月、自分のばあちゃんに、いろいろ訊いた話を相方に話した。
80年間生きてきて、一番楽しかったこと、一番辛かったこと。
恋愛の話。ばあちゃんが若かった頃の話。

まずは、自分達のばあちゃんの作品から作り始めようかということになった。
この開拓者精神シリーズは、何回か通って、写真を撮り、話を訊く必要があるから、
自分達のばあちゃんがうってつけだということになった。
俺のばあちゃんは、写真を撮られるのを嫌がるから、盗撮という形になっちゃうけど。


そして、俺は、この1ヶ月に考えた新たな作品のアイディアをノートに書きながら説明した。
この作品を、今後、パンダちゃんシリーズと名付けよう。あくまでも仮ではあるが。

「いろんなデザインのパンダちゃんが並ぶとかっこいいと思うんだよね。コンセプトである
故郷からは、はずれちゃうけど。家に帰ったらデータをメールで送るわ。あと、ここにメッセージを書くかは迷ってるんだよね。メッセージを書くとしたら、今の10代へのメッセージかな」

それから、幾つか浮かんだアイディアの話を続けた。
そのアイディアは、ユーモアの話。笑える話。

それを訊いて、パンダちゃんの相方が、「いたずらをしたいよね」と言った。

「良いね」と俺も、にやけながら、相方がDVDで撮影できる機材を持っているかを確認した。
「この年になっても、意味のないことを真剣にやっているってことが大事だと思うんだよね」と話を続けた。
「この年でピンポンダッシュするってのはどう?」

「それは犯罪だ。竹馬で浅瀬を渡れるのかなあ?」相方も負けじとクダラナイことを考える。

「これは、もはや作品じゃないな」

子どもの頃、二人で、意味もないことを真剣にやって、笑っていたのを思い出して嬉しくなった。
ふざけてんのか、真面目にやっているのか、よくわからんなってくらいがちょうど良い。



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