北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

1ヶ月、更新しつづけた理由

ちょうど1ヶ月前、携帯電話にメールが届いた。


「元気ですか?塾長」という名のタイトルで始まるメールの送り主は、
GALLERYN7のオーナーであるコータさんからだった。

おっ、電話しよう、電話しようと思っていたら、
先にメールが来たなと読み進めた。


「お久しぶりです。久しぶりなのにこんな話です。ちょっと長いけど読んで下さい!7月いっぱいでN7を閉めます!去年の10月位から決めていた事なんです。・・・」


N7を閉める話は、メールが初めてじゃなかった。

昨年、N7を閉めるかもしれないという話を耳にしてすぐに、電話をしようと思った。
携帯電話の前で、どんな言葉を言うのが良いのだろうかと考えた。

やめないで欲しい、やめないで欲しい。
やめないで欲しいってのは無責任か?
コータさんにとってはどうだ?
いや、やめてほしくない、やめてほしくない。

どんな言葉を言えば、コータさんの気持ちが変わってくれるのかも思いつかず、
結局、電話をせずに、ここまで来てしまった。


「閉める」、「閉店」という言葉が胸を締めつける。


言葉にして伝えないのは、結局、何も言っていないのと同じだよなって思いながら、
「今日の夜、電話します」とだけメールを返信した。



夜、自宅に着き、再び、携帯電話を持ちながら考える。

閉めないでくれってことばかりが頭を占め、
気の利いた言葉が、さっぱり思い浮かばない。
これで、自分の本を書こうとしているんだからな。
もう、こうなったら、話をしながら考えようと電話をかけた。


気の利いた言葉が思い浮かんでいないもんだから、
だだっ子のように「もったいないっすよ、もったいないっす」とやめて欲しくない気持ちをそのまま伝え、
「俺は、口ばっかです」と、新潟から北海道に引っ越しをする時に交わした約束を守れなかったことを悔いた。


約束は忘れていない。忘れるわけがない。
約束というのは、「また、来年(2009年、作品展をしに)戻ってきます」という言葉。


俺は、かなり自分本位な気持ちを言うだけ言って、
コータさんの気持ちを黙って聞いた。


「そうだ、塾長。1ヶ月、楽雲庵塾を更新し続けてください」


俺は考えた。
1ヶ月、更新するのは難しい。
今の俺は、1週間、更新し続けるのすら難しい。
何度か挑戦しようとしたけれど、ことごとくできなかった。


「今日の食べたものがうまかっただけでも良いです」

「うーん・・・。この楽雲庵塾という名に込められている意味は、気楽にだったり、書きたい時に、書きたいことを書くって意味が込められてですね」と今までも何度か断ってきた話をした。話した後に、再び考えた。


「いや、1ヶ月、更新しつづけます」


若干、熱くなりながら電話をしていたから、
コータさんがどういう意味で、1ヶ月、更新し続けてくださいって言ったのかは覚えていない。


ただ、もうこれ以上、約束をやぶれない。



こうして、1ヶ月、更新しつづけることを始めた。




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