どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

何ラウンド目かは忘れた(2)

カーン。


突然、ゴングがなる。

この戦い、どれくらい休めるかってのは、決まってないらしいんだ。
いつも、突然、ゴングがなる。

そして、慌ただしく、リングに立つ。

相手は、なかなかの強者。
いや、俺が、ただ弱いのか?と思うこともある。

殴られながら、「へっけっけ」と、
不敵な笑みを浮かべるくらいのタフな男に憧れる。
目指している。

だが、俺には、まだまだ程遠い。


もう何ラウンド目かは忘れたけれど、
この話は、その何ラウンド目かの話だ。



俺は、その時も、まぁ、攻められていて、
手を出すも、相手の手数の方が多くて、
殴られ続けることに、嫌気がさしてきたところだった。

ふとね。どうして踏ん張れるんだろう?って、
何人かの戦っている人達の顔を思い出した。

そう、俺は、ラッキーにも、
踏ん張り続けている人に出逢っている。
戦う姿勢をとり続けている人に出逢っている。

どうして、踏ん張れるんだろう?

俺は、俺なりの答えを、
その防戦一方の渦中に探した。

その人達が、何で踏ん張れているのかは、わからない。
ただ、ただ、すげぇって思う。
そして俺も、そんな人になりたいって思う。
強く思う。


もう、これは、どんな人間でありたいかって話かもしれん。


うまく戦う術は、知らないけれど、
どんな人間でありたいかってことは、
俺にもある。


それにしても、踏ん張り続けている人達は、すげぇや。



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