昨日の日記には続きがあって、
結局、故郷の天気は曇りで、
月は見えないなと断念したわけだけど、
北海道の天気は、故郷以外は晴れているわけ。
それで、月を探しに出かけた。
月だからな、望遠があったほうが良いなと、
望遠つきカメラを持参し、
夜はブレるからなと三脚を持ち、
いずれも、父が使っていたカメラであり三脚なんだけど、
一式を車に積み込んで出発。
1時間か2時間ぐるぐる車を運転し、
街灯一つない、畑の農道に車を止め、
シャッターを押した。
まずは、デジカメで写真を撮るのだが、
予想以上にうまく撮れない。
こうなったら、持参した望遠つきカメラだなと、
準備をするが、うまく使いこなせない。
ボウガクダイに行く前に、
練習かたがた来て良かったと、
寒い夜空の下、
今日は、この辺にしておこうと、
家路に着いた。
北海道の冬は夜になると、さらに、その寒さは増す。
家のドアを開けようとキーケースを手にした。
何かいつもよりも、鍵の数が少ない気がして、
目で確認すると、家の鍵がない。
ない。
車に戻り、ハンドルの下のシートをひっくりかえし探すが、ない。
隣のシートも探すがない。
ない、ない、ない。
これからどうする?と頭の中をグルグル駆け巡る。
車から降りたのはどこだ?
畑。
展望台。
コンビニ。
畑は、もう辿り着けそうにない。
展望台も、暗闇の中を探しても見つかる気がしない。
いじけた。
財布を落とすのも、なかなかいじけるが、
鍵を落とし、家に入れないのもいじける。
そもそも、これで、鍵をなくしたのは何回目だ?
3回目か?
溜息を吐きそうになるが、ぐっと堪える。
財布を落としたのは2回だから、
財布を落とした記録を超えたな。
それにしても、そんなに落とすのに、
何で合い鍵を作らない?
他の人は、どうやってるんだろうか?
一瞬、一人、自分を責め、
今日の夜はどうする?と、
今日を生き抜くことを考える。
こんな冬の夜空の下、車中泊はできる限り避けたい。
できる限りというか、勘弁してほしい。
時計を確認する。
22:00。
まだ、起きてるな。
俺は、携帯電話を手にし、
親戚のおじさんに電話をした。
結局、親戚のおじさんの家で、その日は一泊させてもらい、
朝、鍵屋でも呼ぼうかと、家の駐車場に戻った時に、
なくした鍵を見つけた。
いい加減、合い鍵を作っておくことにする。
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