新撰組副長、土方歳三は、
北海道、函館の地で最期を迎えた。
そんなことを、ふと思い出し、
幕末を舞台とした映画を立て続けに観た。
幕末の時代に惹かれるのは、
幕府を守ろうとする者、
幕府を倒そうとする者、
それぞれにかっこいい男がいるからだろう。
どちらの側から見ても、
最強の敵が存在する。
幕府を守ろうとする者達には、新撰組がいるし、
幕府を倒そうとする者達には、薩長の志士達がいる。
何年前かの冬に、
俺は、山口県に足を運んだ。
山口県といえば、
吉田松陰や桂小五郎、高杉晋作、
長州の志士達が生まれた町がある。
どこの駅だったか記憶が曖昧だけれども、
その駅に1枚のビラが貼られていた。
”長州ファイブ”。
一見して、幕末の頃の物語であることは確かだったのだけれど、
そこに出てくる五人の名前を見ても、
何をした人かわからなかった。
伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤勤助、山尾庸三。
井上馨は、なんか聞いたことがあるなぁとは思ったけれど、
何をしたかと訊かれれば、答えられなかったし、
はっきりわかるのは伊藤博文くらいだった。
ビデオ屋で、再び、”長州ファイブ”という文字を見つけた。
俺は、あの時、見たビラを思い出し、
DVDを手に取り、借りてきた。
新しい時代を切り開きたいという志一つで、
見つかったら死刑なのにもかかわらず、
イギリスに渡り、
各々がこれからの日本に必要なものを学び、持ち帰る。
その5人が残した足跡を知れば、
名前は知らずとも、
あの人がやったのかと思うだろう。
死刑覚悟で、イギリスに渡ったのもすごいが、
持ち帰ったものを、日本に足跡として残したことを想像すると、
本当、すごいなぁと思う。
どうして成し遂げることができたのだろう?
成し遂げるまで、あきらめなかったのは、何でだろう?
そんなことを考える。
これが、キン肉マンでいうところの、
火事場のクソ力なのか。
吉田松陰曰く、
”心というものは生きておる。
生きておるものは必ず気がある。
気はものごとに触れるにつれて発し、
感動する場面に遭遇して動く。
この発動する気を与えてくれるのが旅である。”
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