どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

秒殺されることもあれば

太郎とともに、俺は、日本各地を回った。
ちなみに、「太郎」っていうのは、俺がつけた車の名前ね。

その太郎の装備に、ナビはない。
ナビがなくても、地図を見て、道路沿いに立っている青い看板を見れば、迷いながらも、目的地に辿りつける。
ナビはあったらあったで良いなと思うけれど、今の所、装備を増やすつもりはない。金もない。

俺は、ポストカード営業のため、その道を何度か通っていた。
何度目かに通った時、ふと俺のアンテナにひっかかる文字が目に飛び込む。

富良野クリエイターズギャラリー」

何度か通ったのに、全然、気づかなかった。この響き、いけんじゃねぇか?
俺は、早速、駐車場に車を止め、看板が立っている店に入った。
そこは、見た感じ、宿泊施設のようだった。

「すみません、そこの看板に、富良野クリエイターズギャラリーって書いてあったんですけど、どこでしょうか?」と質問をした。

「ここです」若い女性スタッフが答える。

「見せてもらって良いでしょうか」

俺は、スリッパに履き替え、そのギャラリーの中に入る。
ここは、どうも、宿泊施設とギャラリーが一緒になっているようだ。

数々の作品が並び、その中にはポストカードも並ぶ。
作品とともに、新聞の切り抜ぬきが貼られている作家もいる。
俺は、その新聞記事に目を落とす。

京都府より富良野に移り住み・・・」

俺は、ゆっくりと、一通り、ギャラリーを見せてもらった後、
封筒を取り出し、先程の女性スタッフに、「ポストカードを置いてもらいたいのですが?」とポストカードとプロフィールを出す。

ほんの数秒。
女性スタッフから「良いですよ」と返事が返ってきた。

あっけにとられるくらい、早く話しが進んだ。
納品書を車に取りに行く間に、すでに、ポストカードは店頭に並ぶ。


俺は、帰りの車の中、最初に、ポストカード営業をした店で秒殺されたのを思い出した。
ポストカードを見てもらえないまま断られることは、今も時々ある。


秒殺されることもあれば、こんなラッキーなくらい、スムーズな時もあるんだね。





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今回、登場した楽雲庵塾ポストカードを置いていただいている店


alpine Backpackers

住所:北海道富良野市北の峰13-36
電話:0167-22-1311
URL:http://www.alpn.co.jp/english/index.html

※20種類置いてもらっています。


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[ARTs*LABo P-web04]

時:2008年6月1日〜6月30日 1ヶ月間開催
会場:ARTs*LABo P-web04特設サイト
http://poscaten.nomaki.jp/web/top.htm
web上のポストカードイベント。
今なら、ネット上でも、楽雲庵塾ポストカードを観ることができます。
6月中ですよ〜!


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[楽雲庵塾4周年記念Tシャツ]
ただいま募集中!
6月23日〜6月29日まで。
日曜までね。


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