どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

押し寄せる波のように


それはまるで、押し寄せる波のようだった。

煌びやかな衣装を身にまとい、かけ声、笑顔、そんないろんなものが、いっしょくたんに押し寄せてきた。

俺は、その波に引き込まれ、その勢いに圧倒された。


数年前、俺は、一冊の本を読みながら泣いた。
本を読みながら、涙を流したのは、本当、数える程しかなく、すぐ思い出すのが、この本。
『踊れ!「YOSAKOIソーラン祭」の青春』軍司貞則著」という一冊。

ある一人の学生が、高知県の「よさこい」を観て、「北海道でもやりたい!」そんな想いから、この祭りは始まる。
高知県の「よさこい」と、北海道の「ソーラン節」を融合させた祭り。
その本を読んで以来、いつか、観に行きたいと思っていた。


俺は、友達と二人、何度もトイレに行きたくなるような寒い空の下、
朝から晩まで、YOSAKOIソーラン2008を観ていた。

「学生なのに、レベルがたけぇな」俺は、大学生の演舞を観ながら、隣にいる友達に話しかけた。

「高校生でいうところの部活みたいなもんだからな」友達が、そうつぶやく。

高校球児でいうところの甲子園が、この祭りのファイナルの舞台であるならばと、いつものように、野球に例えて、「そりゃあ、気合い入るわ」と、友達に返した。

特に、社会人が生活の中に目標を見つけるのは、なかなか難しい。
起きて、働いて、飯を食って、寝る。
その変わりばえのしない日常を、毎日のように送り、気づいたら、何の為に働いているのだろう?そんな疑問すらわくこともある。
演舞する人達にとって、YOSAKOIソーランが、生活していく上での目標の一つになってるんだろうなぁと、観ながら、そんなことを考えた。

高校球児が、甲子園を目指し、その姿が、人に感動を与えるように、
場所は違えど、YOSAKOIソーランという祭りを目指し、そこが、演舞する人達の目指す場所であるならば、その人達の気合い、勢い、情熱は、観ている俺にも伝わる。


小学生の頃、運動会で踊ったソーラン節は進化した。
かっけぇな、この音楽、このかけ声、この踊り。
俺の胸も躍った。



*****

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