北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

導火線は、北上を続けた


その導火線は、北へ、北へ、北上を続け、
日本各地で花開き、咲き乱れ、
とうとう北の大地、北海道に到着した。
5月のこと。

「北海道の桜と言えば、どこですか?」
俺は、幾人かの人に聞いた。
みんな口を揃えたかのように、こう言う。

「静内」

静内、二十間道路桜並木。
静内の場所を説明するのは、難しいから、ここでは省く。

その、みんなが言う桜は、どんなものかと観に行った。
車を走らせること3時間半。

どうも、二十間ってのは、道路の幅のことらしい。幅36メートル。
道路の両サイドに桜が、何キロにもわたり、咲き乱れる。

何か、いつも観る桜とは違うな。
そんなことを思いながら、桜を見上げる。
ここに咲く桜は「エゾヤマザクラ」と呼ぶらしい。

俺が観てきた桜の多くは、「ソメイヨシノ」。
その「ソメイヨシノ」は、寒さに弱く、
どうも、北海道、函館までしか咲いていないらしい。
初めて知った。

北の大地に咲く桜。
もう一カ所みたい所がある。
そこまでの走行時間、予想5時間。
北海道は、広い。



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楽雲庵塾2008「新潟」更新を完了しました。全3話。
こちらもぜひ。

http://www15.ocn.ne.jp/~rakuunan/kikaku.index.html