北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

3/25,000


「こりゃあ、すげぇや」

その長蛇の列を見て、胸、踊らせる。
開場前から長蛇。

北海道の初陣となる「ゴールデンマーケット」に、ポストカードを手にし、出展してきた。
このゴールデンマーケット。2日連続で開催されるんだけど、50,000人を超える来場者が来るらしい。

今回、友達も一緒につきあってくれることになり、
俺達2人は、人工芝の地べたに、ポストカードを並べ、2人、並び、座った。

左隣のブースは、UFOキャッチャーで取ったと思われるぬいぐるみを並べる店。
もう一方の隣は、手作りのエコバッグを売る店。
向かいは、おもちゃを並べる店や古着を売る店。

開始まもなくの1時間が過ぎた頃、すでに心折られそうになる。

「せめて、足を止めてってくれないかなぁ」

子ども達は、遊戯王カードが売っているブースに群がり、
女性達は、エコバッグや服に群がる。
つまりは、俺のブースは、素通り。
馬(上の写真)をさわり、素通り。

「くそっ。ここに来る来場者は、不要品を求めにくるのか。もう、こねぇ」

古着やおもちゃのブースに群がる人々を羨ましそうに眺める俺は、自分自身への慰めの言葉を探す。

路上でポストカードを並べ、人に見向きもされないのもきついが、
これだけの人が来ているのに、見向きもされないのも、またきつい。

この状態が続くんじゃないのかと思われた頃、一人の女性が足を止める。

「このアングル良いですね」

1枚、1枚、じっくり眺めながら、
感想や質問を交え、手にとってくれる。

「これ、ください」

嬉しそうに微笑みながら、そう言ってくれた女性の言葉が心に染みた。
もちろん、俺も満面の笑み。

今回に限らないんだけど、ポストカードを手にとってくれた人が、
また、楽雲庵塾を見てくれて、メッセージを残してくれることが、
密かな楽しみになっている。
また、会えると良いな。
そんなことを思いながら、名刺を添えてポストカードを、女性に手渡した。


3/25,000。
2日で50,000人だから、単純に計算して、1日、25,000人。
ポストカードを手にとってくれた人の人数、3人。

当然、3人の顔は覚えてるよ。
また、懲りずに、近々やるからね。
また、会えるのを楽しみにしてます。


北海道の初陣。
こうして、へとへとになりながら幕を閉じた。



【次回予告】

「第3回ポストカードコンテストinデザインフェスタ

時:2008年5月18日
場所:東京ビッグサイトデザインフェスタ内』
内容:ポストカードを展示し一般投票を元に審査。

※今回、楽雲庵塾から応募したのは3作品(うち1作品は新作)。