「YES」
虫眼鏡で見ないとわからないくらい小さな字で、天井に書かれていた文字。
その作品を見たジョン・レノンは、その作品を作ったオノ・ヨーコに恋をしたって聞いたことがある。
その話が、なんか頭の中に残っていて、
オノ・ヨーコと聞くと、この作品のことを思い出す。
この前、ファミレスで、後輩と2人、コーヒーを飲みながら、くっちゃべっていた。
「ジョン・レノンとオノ・ヨーコが好きなんですよ」
俺は、後輩が話す、「ジョン・レノンとオノ・ヨーコ」の話を聞いた。
そして、「YESって作品の話も、以前、この後輩から聞いたんだっけ」と思い出した。
俺は、それからジョン・レノンとオノ・ヨーコが気になっている。
今日、紹介する『アイデン&ティティ24歳/27歳』にも、
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが登場する。
俺が『アイデン&ティティ』を知ったのは、映画が最初。
それから、この映画が好きで、二度、観ている。
また、今度、三度目を借りてこようとさえ思っているくらい好き。
この漫画は、その映画の原作で、
前半部分は、映画にも使われていたもの。
タイトルは、『アイデン&ティティ』
そして、後半部分は、映画には、まったく使われていない部分。
タイトルが、『マリッジ』。
映画の続きの設定で話が続くから、嬉しい気持ちになって読んだ。
ここに、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが登場する。
「ロックってなんだ?」
それが、この漫画のテーマみたいになっているんだけど、
俺は、自分のモノヅクリに対して、問いながら読んだ。
時には、ボブ・ディランが登場して問いかけ、
時には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが登場して問いかけてくる。
『マリッジ』って映画も作ればいいのになぁ。