北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

野球馬鹿論〜北京オリンピック・アジア予選篇〜

「すげぇ」
テレビの前、サブローのスクイズを観ながら声を出した。
これで2-2の同点。
星野監督のすごさを、まざまざと観た気がした。

三塁にランナーが進塁した時、俺もスクイズを考えた。
ただ、その場面は満塁。
満塁でのスクイズは外された場合、一気にツーアウトになるケースが高く、サインを出しづらい。
一気に、流れは途切れる。
スクイズは、サインを出す方も、出された打者も、かなりびびる。
思いのほか、リスクが高い。
そんな作戦。

ボールが先行し、ツーボール。
その時点で、押し出しも頭をよぎった。
プレッシャーによる自滅。
同点。
そんな楽な展開に、こしたことはない。

ただ、楽な展開に、こしたことはないからといって、
そこを打者が狙うと、得てして打ち取られる。
打者は、守りに入ってはいけない。
今は、攻撃の時なのだから。

ファールボールで、カウント1-2。
その時、すでに、俺の頭から、スクイズは消えていた。
ストライクをとりにくるカウントだから、
犠牲フライでも打ってくれれば良いなと思っていた。

そこでのスクイズ
絶妙。

思えば、昨日の韓国戦。
「大村って誰よ」って、よくよく観たら、ロッテの4番、サブロー。
韓国にいきなり先制をされて、すぐの同点弾もサブロー。

取られた後に、すぐに追いつく、そして追い越す。
そこが、韓国戦、台湾戦と、主導権を握ったまま、試合を進めることができたゆえん。


4年前のオリンピック予選は、勝って当たり前と思っていたけれど、
今回は、そんな気持ちになれなかった。
何せ出場できる国は一つ。

韓国には、WBCでも二度やられている。
その韓国に勝ったからといって、油断ならない国、台湾。

あまりの緊張で、「早く楽にしてくれ」という気持ちがよぎるほど、
ドキドキしながら、昨日、今日とテレビを観ていた。


サブローの同点弾もそうだし、
新井の勝負強い打撃にしてもそうだし、
宮本の走塁にしてもそう。
岩瀬の投球もそうで、
どの場面が、というのはなかなか言えないけれど、
それでも言ってくれと言われれば、
俺は、韓国戦に登板した中継ぎの「川上憲伸」が、すごかった。
いや、どの場面、どの選手もすごかったと答える。

韓国戦、初回にホームランを打った2番バッターであるコ・ヨンミンは、
2打席目も立て続けにヒットを打っていた。

5回裏、2アウト、1,2塁。
バッターは、そのコ・ヨンミン。
川上憲伸が、決める内角低めのストレートで三振。
川上憲伸が、マウンド上で、雄叫びを上げながら躍動する。

昨日の敵は、今日の友。
すごい心強かった。
中継ぎに川上憲伸がいるなんて、なんてチームなんだと思うね。
仮に先発が崩れても、すぐゲームを作り直せる安心感がある。
そんな投手。
中継ぎにいる川上憲伸の存在感は大きい。

それにしても、次、次に良い選手が出てくるね。
俺は、メジャーリーグに行きたい選手は、
行って良いんじゃないかという考えなんだけど、
そう考えられるのも、良い選手が出てくるからなんだよね。


あいかわらず野球の話になると長々と書いてしまいますが、
ここまで読んでくれてありがとう。



野球が好きで良かった。