北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

閻魔大王

ある夏の日に、友達と「閻魔大王」について話をした。


俺は、閻魔大王は、かなり怒ってる顔で、
地獄に堕ちた人が、めっちゃ怒られてるように見える。

その友達は、俺の話を聞いた後に、こう言った。
うる覚えだけど、閻魔大王の表情は、苦悩している表情だって聞いたことがある。悪いことをした奴が、地獄に堕ちないように、最後の最後、救いがないかって考えに考えているって聞いた気がする」


怒りの表情も苦悩している表情も、
どちらも眉間に皺を寄せる。
確かに、言われてみれば、そうもとれる。

俺は、その友達の話を聞きながら、
怒りの大王だった閻魔大王に親しみを覚えた。
人を救う為に、苦悩している大王であれば、かっこいいじゃないか。

中越沖地震で直撃した街には、
閻魔堂という建物がある。
その閻魔堂の中心には、閻魔大王がいる。


俺は、中越沖地震があってから、何人かの人に、
地震の写真を撮らないのか?」と言われた。

そうは言われたものの、写真を撮る気もしないから、
撮らないまま過ごしていた。

しかし、数日たって、気持ちが変わる。

ボコボコになっている道や、
倒壊している家々や、
落胆している人を見ていると、
地震に関係なく、不安やおもしろくないことが結構ある日常と重なった。

日常生活とダブらせながら、
その街を歩き、
俺のフィルターで、
写真を撮っていった。


その1枚が、FREESTYLELIFEというWebマガジンに掲載されることになりました。
そのFREESTYLELIFEのコンテンツの一つ、 「FREESTYLEKNIFE」に作品が掲載されています。

Webマガジン「FREESTYLELIFE


写真で何を感じる?