北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

贈り物


楽雲庵塾展のために作った「花のついた帽子の物語」という作品。
そこに登場するおじいちゃんは、
写真ができあがることを楽しみにしてくれていて、
どうせなら綺麗な形で渡そうと、
贈り物バージョンを作っていた。

できあがったのが、上の写真。

今日、渡そうと思ってたんだけど、起きたら10時。
おじいちゃんと会えるのは、散歩をしている時間、8時半。
そんなわけで、渡しそびれた。


楽雲庵塾展をやる前から、
何人かの人に、個展が終わったら贈り物をしようと思っていた。
その一人が、母さん。

母さんの誕生日も、母の日も、結婚記念日も、
俺は贈り物をしたことが、ほとんどない。
馬鹿息子。

せっかくの良い機会だからと思って、
楽雲庵塾展の数日前、母さんに電話をした。

贈り物をするのを気づかれないようにね。
贈り物は、びっくりさせるのが醍醐味。

「桜のやつが、良いねぇ」とポストカードの感想を聞く。

「桜のやつね」とだけ言って、俺は電話を切った。

数日後、桜の種類のものは、4〜5種類あったことに気づき、
「やっちまった」とつぶやくが、そこは、何度も聞けない。
贈ることを勘づかれちゃいけない。

「たぶん、これだな」と今日、
額縁が割れないように包装し贈った。


感想の電話が、「これじゃない」だったら、びびっちゃうね。