北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

ポストカードのゆくえ〜北海道編〜


「あんたのポストカードを欲しいっていう人がいたから、家に置いてあったポストカードをあげといたから」

俺のポストカードが、人に渡り、さらに人に渡って、母の耳に届いた。

ちょっと嬉しそうな母からの電話。
もっと喜んでいるのは俺の声。

母が渡した、ポストカードは、正月に、妹のおみやげにと実家に置いていったもの。
その話を聞いたときは、「馬鹿野郎」と嘆いたが、災いが福と成す。
ナイスだ。母ちゃん。

「あと、ポストカードをパズルにできないかっていう人もいるんだけど」

「本当に、そう言ってくれる人がいるのは、ありがたいね。ちょっと調べてみるわ」と、電話をきり、その日に、もう一度、母に電話をして、2度、同じ話を聞いた。
嬉しい話は、2回聞いても良いもんだ。

ここの所、ポストカードが欲しいって言ってくれる人や、
Tシャツを欲しいって言ってくれる人が何人かいて、
夜な夜な作業をしている。

もう桜も蕾が膨らんできている4月。
本来であれば、桜の季節とともに、俺の気持ちも盛り上がってくるところだけれど、
俺は、まだまだ3月の別れの季節から立ち直っていない。
3月30日の親知らずショックからは立ち直っているけれども。

そんな俺には、これくらい忙しい方が、ちょうど良いのかもしれない。

俺の作っているものを欲しいって言ってくれた方々、ありがとう。
本当にありがとう。