凡の花

いろいろあるけれど、それでいい

PRIDE

この文章を誇り高き友達に捧げる。


プロポーズは?


誕生日のメッセージカードで。


彼女の誕生日に、メッセージカードでプロポーズ。
彼女は、驚いたと感想が書かれている。
「そりゃあ、驚くよな。かっこいいな」と、ふと、俺も真似したい気持ちにさせられるが、最高の見せ場で、パクりもないなと、即効で却下する。


そもそも、今回、北海道に帰ってきた最大の目的は、一人の友達の幸せを祝うため。
そう。結婚式だった。
11月3日、文化の日


今回の結婚式、ラッキーなことなのか、俺は半端じゃない引きの強さを見せ、最後には会場にいる人達に謝ることになる。
まず、その話しをしようかな。


まず、1回目。
ライスシャワーの後。
新郎が、男どもに、野球のボールを投げ、プレゼントするというイベントがあった。一球だけね。
新婦が、ブーケを投げるみたいにね。
そのボールは、ストレートで俺の元へ。
キャッチした俺の元に、司会者。

「お二人にメッセージをお願いします」

「結婚おめでとうございます。今日は楽しませてもらいます」


このボールは、自宅のショーケースに大切にしまっておくよ。
何なら、二人のサインをもらっておけば良かったかな。


そして、2回目。
披露宴。

「当日、司会者が客席に質問するみたいで、お前にあたるのでよろしく。ありがとう」

何日か前に、結婚する友達から来たメール。


そして、司会者。
「最後に、お二人にメッセージをお願いします」

「結婚おめでとうございます。今日は楽しんでます」

もう、結婚式の感想を会場のみなさんに、ちくいち報告する形になってきている。


さらに、3回目。
「会場にいる、お二人に、新郎、新婦から、プレゼントがあります。ケーキのお皿の裏にシールが貼ってある方が、当たりです」





はい、当たり。





3回目ともなると、俺の意志とは関係がなくても、空気が読めない男になってる。
申し訳ないから、とりあえず会場にいるみなさんに謝った。


そして、司会者。
「3回目ですが、お二人にメッセージをお願いします」

もう、何て言ったかも忘れたよ。





新婦から両親への手紙。

俺は、かなりの確率で、泣きそうになる。
あんなに気持ちが、込められてる手紙だから、俺の心にも響いちゃうんだろうね。

今回、新郎である、友達の父さんの言葉も、熱くなるものがあった。


「初めて、自分の子どもを抱いた感触は、今でも忘れません」


良い話しを聞かせていただきました。
ありがとうございました。

そして、友達。
俺は、新郎の挨拶で、泣きそうになったのは、初めてだ。



俺は帰りに、一人で歩きながら、お前のことを考えた。


今更だけど、お前が、「野球部を辞める」って言った時、必死で止めなかったことを、すごい後悔してるよ。
あの時は、仕方ないなって、止めても無駄だろうなって、勝手に結論を出してた。
10年経った今も、後悔している。

あと一つ。
誇り高きお前は、これから先も、変わらず、高い志を持ち続けるような安心感みたいなものを感じる。
お前の歌う「プライド」も良い歌詞だけど、お前自身が持っている、そのプライド、俺は好きだ。


また、会った時には、熱く、語り合おうな。
しばらく会えないだろうけど、楽しみにしてるよ。
それまで、元気でな。