凡の花

いろいろあるけれど、それでいい

北斗七星

「昼と夜、どっちが好き?」

「夜だね」

そう答えるのが、何かロマンティックに感じて、
俺は子どもの頃、そう答えていた。

好きな果物は、「リンゴ」。
これもテリーマンに影響を受けて、
そんなに好きでもないのに、
格好いいとか、そんな理由で答えていた一つ。


夜が好きだとか言っておきながら、
幽霊が怖くて、家の近くになったら、
ダッシュをして帰っていた。

ただ、夜空を見るのは、ちょっと好きだった。
北斗七星、オリオン座、カシオペア座
俺は、知っている星座を探して、夜空を見上げた。


「ひさしぶりに、夜空を見上げるなあ」と思いながら見た夜空は、
満天の星空で、三等星だっけか、すごい細かいものまで見える。

子どもの頃に覚えた星座は、曖昧になっていて、
夜空の英語の「M」を見て、カシオペアだったけと思う。


それにしても綺麗だ。
しばらくの間、俺は夜空を見上げた。