北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

『終末のフール』伊坂幸太郎:集英社

「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」


地球に隕石が落ちてきて人類絶滅。
世界が終わりを迎える前に、人は、どう過ごすのか?
この本に登場してくる8人の過ごし方で、この本は展開される。

以前、楽雲庵塾が2周年を迎えるということで、「創塾祭」という企画をした。

その企画の中で、「楽雲庵塾RADIO」というコーナーがあって、
読者から、「あなたの生きてて良かったと思う瞬間」を教えてもらった。
その中に、「死ぬと意識した瞬間」というコメントをくれた人がいた。

俺は、創塾祭の後、
「自分が、あと3ヶ月しか生きられなかったら、どうするだろう?」って、
考えてみた。

やっぱり、自分が死ぬ瞬間は、
考えたくないんだろうね。
なかなか、どうしたいのかも出てこなくてね。
出てきたのが、「出逢った人に、逢いに行く」ってこと。

「じゃあ、なんで、今、連絡すら、滅多にとらないんだ?」ってことになってね。
それは、これから先も当然、生きていくと思っているから。
「いずれ、できるだろうな」って思っているから。

この本の中では、大抵の人が、仕事を辞める。
仕事をしている時間は、一日の大半の部分を占める。
今も働いている人なら、そうなるだろう。
いや、いや、やりながら、人生のほとんどの時間を浪費していいんだろうか?
本を読みながら、不思議な気持ちになった。


最近、伊坂幸太郎にはまりつつある。
文庫本が出るまで、待ってられない。