北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

でっかい背中

楽雲庵塾にメッセージをもらえるのは本当にありがたいです。

楽雲庵塾というホームページを開塾して約1年半。
自分が一番楽しくて更新をしているわけですが、
読んでくれている来塾者の方々からメッセージをもらい、
伝わってることがわかると、さらに楽しく、そして嬉しくなってきます。


今日は、そんな来塾者に感謝の意を込めまして、先日いただいたメッセージから、この日記を更新したいと思う次第であります。
どのような内容かというと。


「今度気が向いたら、お父さんの日記書いてください。」


そういうわけで、今日は父のことを書きたいと思います。



★★★★★

うちの父は多くのことを語らない。
聞いたら、嬉しそうに話しをしてくれるが、
自分からは多くのことを語らない。

だから言葉よりも行動を見て育ってきた。
父の無言のメッセージを自分なりに解釈して育ってきた。


俺が家族と一緒に住んでいた18年間、父が仕事の愚痴を言っているのを聞いたことがない。
仕事だけではなく、愚痴自体を聞いたことがない。
家に帰ってきても仕事をし、休みになると仕事と同じ機械いじりをたまあにしていた。


「仕事が好きなんだなあ。俺も仕事をする時は好きな仕事をしよう」
そう思ってきた。


実際、俺は自分の興味のある仕事についたわけだけど、
しかし、現実は厳しく、ストレス社会だという意味を知った22歳。
社会の荒波に船出して1年目。
どうも、どうも仕事が辛くてたまらない。


家に電話をした時に、父と仕事について話をした。

「仕事が辛くてたまらん。俺もオトウみたいに楽しく、好きな仕事で金を稼いでいきたい」という内容の話をした。



すると、父はこう言った。


「俺も辛いよ。仕事は仕事。趣味は趣味だってわりきっている」


「辛いよ」という言葉が妙に新鮮だった。
「そりゃあ、そうだよな」って笑った。
20数年間にもわたり、誤解をしていたのかということになった。

誤解をしていたのかもしれないし、俺だけじゃないって思わせるために言ったかはわからない。

まあ、今となっては金を稼ぐことは、楽しいことばかりでもなく、
辛く、苦しいこともあるということはわかった。

どうであれ、もう俺の考えは変わらない。
変えようとも思わない。
好きな仕事、やりがいのある仕事をしていこうという想いは変わらない。



でっかい背中だなと思いながら流したオトウの背中。
早く俺も身長が高くならないかなと思いながら見ていたオトウの背中。

どうやら、俺は大事なコトを、その背中からもらったようです。