どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

アイヌ ネノ アイヌ(人間らしい人間)


今日、珍しく図書館に行ってきた。
アイヌ民族について知りたかったからだ。アイヌは北海道の先住民族だ。
俺は、北海道出身にもかかわらず、アイヌ民族について、ほとんどと言っていいほど知らない。

今年の1月、実家に帰った時に友達から、「アイヌはかっこいいよ」って話を聞いた。
少しだけ興味を持った。

最近になって、アイヌ文様がかっこいいと思った。
楽雲庵塾のロゴマークを考えいて、最近いろんなロゴを見ている。
興味を持ったのが家紋とこのアイヌ文様。
それで、図書館に行って本を借りてきた。
文様だけじゃなく、アイヌについての本を数冊借りてきた。

本を読んでいて、友達の言っていた、「かっこいい」という意味がわかった。
まだまだ知識はあさいモノで、わかったというには程遠いが、アイヌの生き方や大切にしてきたものに惹かれたし、共感できた部分があった。

その幾つかを紹介したい。
アイヌ語で「ヤイコシラスイ」というのがある。アイヌの人々の考えるという意味だ。心を揺らして考えるというのが、この言葉に込められている。
最近、俺も同じようなことを考えていた。頭で考えるんじゃなくて、心で考えることが大切な時もあるということ。

もう一つ紹介する。
「おまえの体についているもので、一番大切なものは何だか知っているか」。
アイヌの人がこう言った。
「名前だ」と。
「人間は死しても、この世に名を残す」と信じてきた。
俺も理由は違うけれど、自分の名前を大切にしている。
理由は、その名前の字に親の想いが込められているから。

アイヌの人々は自然と共存することを当たり前とし、問題が起こった時は、ウコチャランケ(話し合い)によって解決する。その話し合いの仕方も相手を完全にやりこめない。助け船を出す、優しさも持っている。
差別を受けてきたことなども知った。いつの時代にもなくならない戦争、差別、偏見、いじめ。俺は、そのことで行動に移すだけの器量は持ち合わせていないけれど、せめて身近な人には優しさを持ちたいと思う。

一度、北海道のアイヌコタンという民芸品の店がいっぱいあるところに言ってみたい。


こんなに長い文章を日記で書くのは、初めてだ。
最後まで読んでくれた人、イヤイライレ(ありがとう)。