とうとう、実習も最後となりました。
最後の授業は、いろんな先生が見に来ます。
校長先生も見に来ます。
最後の授業の様子。
楽雲庵「はい。それでは、出席をとります。」
楽雲庵『みんないる・・・。』
楽雲庵『いままで、みんなが揃ったことはないのに、俺の最後の授業だからか・・・。』
始めるしょっぱなから、涙が出そうになりました。
楽雲庵「それじゃあ、みんなと約束した通り、名前を覚えているか確認しながら、授業をします。」
楽雲庵「この、座席カードは・・・。生徒1さんに預けます。」
今まで見ながら授業をしていた、座席が書かれているカードを前の席の生徒に渡した。
楽雲庵「勝った方からあてるから、両側でじゃんけんして。」
こうして、最後の授業は無事終了した。
昼休み。
楽雲庵『あと一人と話してない。この昼休みに話をしに行こう。』
私は、1人の生徒と話しをしていなかった。
その生徒と話しをするために、教室にむかった。
楽雲庵「あれ?生徒2はどこにいった?」
生徒3「朝から熱があって、早退しました。」
楽雲庵『最後の授業だけ出てくれて、帰ったのか・・・。』
私は目標を達成できませんでした。
第6話につづく