どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

生きる意味とは?生きる価値とは?

テレビをつけ、昨夜の地震のニュースを見るとはなしに見ながら、シャツのアイロンがけをして、アイロンがけが終わると、自室の掃き掃除をした。こんな埃の中で寝ていたのか、と思った。本棚の整理をしている時に、國分功一郎『暇と退屈の倫理学』が目に止ま…

納車式がすごい

今日は、新車が納車される日。私は、ディーラーに向かう道中、初めて新車を購入した日のことを思い出していた。 ちなみに、初めての自家用車は、自分で買ったものではない。就職してまもなく、大学時代の友人の家族からもらったものだった。日産、サニー。し…

会話は難しい

シャツのアイロンをかけながら、ここ何日かのことを思い出していた。こうして手を動かしながら考えることって大事だよな、とか思いながら。 私が最初に就職した職場は、転勤のある職場だったから、転々としていたのだけど、よく思い出すのは、初めて赴任した…

異国で迷子

午前11時頃、車を運転していると、歩道を歩くパキスタン人の小さな女の子が、手を挙げたようにも見えた。何か、助けを求めているようにも感じたが、反対車線だったから、一度は、そのまま通り過ぎ、バックミラーで、その女の子を追った。女の子は車道に出て…

ひいらぎ

春になったし、歩こうと思って、札幌まで、バスで向かうことにした。バスを待つまでの間、ジョン・グレイ『猫に学ぶ』の続きを読んだ。風が強いし、寒くて、本を持つ手を交互にポケットに入れた。 バスに乗車してからも『猫に学ぶ』の続きを読んだ。車を運転…

なりたい自分とか、自己実現とか、言い過ぎじゃないだろうか?

来週、新車が納車される。現在、乗っている車の保険の解約や定期点検の解約の手続きをするためにディーラを訪れた。この手続きが終われば、この営業の方ともお別れだ。諸々の書類の記載が終わり、席を立った。営業の方は、あまりにもあっさりとした挨拶だっ…

感性の鋭さをどう活かすか?

長沼陸雄『子どもの敏感さに困ったら読む本:児童精神科医が教えるHSCとの関わり方』を読み終わった後、もしかしたら、あの人も、HSPだったのではないだろうか、と考えていた。 HSP(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン)というのは、…

すべては、生き抜くために。

休日の朝、コメダに行ったあとは、作品展を観に行こうか、妻が朝、話していた喫茶店に行こうか、考えていたのだが、コメダを出る頃には、自宅に帰りたい気持ちになっていた。 インスタントラーメンを茹でながら、iPadでAmazon primeで『市子』を流した。映画…

人間のいちばん美しい姿はなんだ?

夫婦共々、資格試験に無事、合格し、使っていた教科書、参考書の類を売りにいこうと、久々にブックオフに向かった。会計を待つ間、店内を眺めていると、野村克也『野村克也全語録 語れ継がれる人生哲学』が目に止まった。以前、目にした時に欲しかった本であ…

光と影

辞令交付式は15時からだったので、コメダに寄り、宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』の続きを読んだ。あっという間に読み終わった。読み終わってしまったという表現のほうが近い。成瀬が、フィクション上の人物だとは思えない。成瀬の幸せを願わずにはいられ…

成瀬は信じた道を行く

午後は有給休暇を取り、銀行や郵便局で用事を済ませ、自宅の駐車場に戻って来たところで、そういえば『成瀬は天下を取りに行く』の続編を買いに行こうと思っていたんだ、とダイヤ書房に向かった。途中、スターバックスで、アフォガードフラペチーノを買った…

西武大津店に捧げる

仕事を終え、自宅のドアを開き、居間に入ると、エアロビのような体操をしている妻と目が合い、頬を緩めながら居間の隣の自室に直行し、上着を脱ぎ、美しさに対して貪欲だな、と独り言のように妻に話しかけた。妻は、これから薄着の季節になるから、というこ…

目標設定の極意

若い職員に、目標を教えてくださいと訊かれたことがあり、「現状維持」と応えたことがある。今も、その答えは変わらない。現状維持をするためには、変化を起こし続ける必要があると思っているけれど、そのことを付け加えたかどうかは定かではない。職員に、…

ホワイトデーに海産物を贈る

「飛ばされたのが確定したときから、店は即座に追い込む側よ。だからホステスも飛ぶか、その根性がなかったら、なんとかべつの店に移ってアドバンスを立て替えてもらうとか?まあどっちにしても、借金漬けよね」 「そういうことって、よくあるんですか」 「…

合格発表

妻の実家に住む姪が大学受験で合格したのを義母からLINEで知り、私たち夫婦は一緒に喜んだ。その大学は、私たち夫婦が何年か前に芸術祭か何かをしていた時に訪れた大学で、私たち二人も、こんな大学に行ってみたいね、という大学だったから尚更のことだった…

わかめ油そば

仕事を終え、自宅に帰ると、注文した記憶のないダンボールがソファの上に置かれていた。エースコックのわかめ油そばを箱買いしたものだった。Amazonで注文したのはわかるのだが、送り主の名前は記載されておらず、誰が送ってくれたのかがわからない。ただ、…

137番

ディーラーから依頼のあった印鑑証明を区役所に取りに行った。発券機から整理券を取り、椅子に座り、私は、太田靖久『ののの』を読んだ。3月だからなのか、いつものことなのか、区役所は混んでいて、私は太田靖久『ののの』を読みながら、椅子で眠りこけてい…

消えたい

一日のルーティンのように、条件反射かのように、コメダに来ているな、とコメダのドアノブに手をかけた。 持参した鞄からiPadを出して電源を入れ、書きかけの日記の続きを書き、鞄から、太田靖久『ののの』を開いた。読んでいると、店内に流れる女性が歌う歌…

出会い

職場に出勤すると、早めに出勤していた職員がいて、昨日、私たちが参加した懇親会の感想の話になった。その懇親会で、専門性について語るインターン生がおり、私は残念な気持ちになった。 知識、技術のみが専門性ではない。私は、知識、技術しかない者を偽者…

今までで一番おいしかった食べもの

「今まで一番おいしかった食べものは何?」 「んー、生茶……ですかね」 「え?」 中学二年生の女の子に好きな食べものを尋ねたときの会話なのだが、生茶は食べものなのか。生茶はコンビニなどで売っているお茶の商品名である。彼女はその後にこう続けた。 「…

やっちゃえ

店長が料金については他言しないようお願いします、と言い、営業を担当した課長とともに、私たち夫婦に丁重に挨拶をして見送った。 すでに時間は20時近くになっていて、ディーラーを出る頃には、辺りは暗くなっていた。 帰りの車の中で、私は、お得感を出す…

小冊子の方が良いんじゃない?

妻が、1冊の本を作るより、『生活改善運動』みたいに、最初は、小冊子のようなZINEが何冊かあったほうが良いんじゃない?小冊子を後々、1冊の本にすれば良いのに、と言ったので、いや、いや、本にしたいんだよ、と返した。 そのやりとりの後も、妻が言った言…

阪神タイガースの謎の老人監督

妻が、ニュースを観ながら、「大谷のニュースばっかりで、日本のプロ野球はやらないね」と呟いているのを聞いてからというものの、今日も、大谷の情報だけだ、と思うようになった。私たちは、大谷ファンではあるが、ここまで日本のプロ野球をニュースで流さ…

つぶらな瞳

コメダにて、鞄に詰め込んできたいくつかの本から、『ODD ZINE vol.2』を取り出した。 どんな犬でもいいんですけど、トイプードルがいい。人の悲しみに寄り添う速度が一番速い犬種なので。『ODD ZINE vol.2』p10 そうなんだ、と、あるお宅で飼っているトイプ…

同窓会には参加しない

携帯電話に登録していない電話番号から着信があり、いつもなら、電話に出ないのだが、着信のあった電話番号が、携帯電話からということもあり電話に出た。 電話越しの相手は、かしこまった言葉遣いで名を名乗り、私は、すぐに高校時代の同級生だとわかり、「…

会社にはわかってもらえない

会社にはわかってもらえないと思ったほうよいよ、という言葉が周り回って私と管理者の耳に入り、お互い、自分のあの良かれと思ってかけた言葉だ、と思った。もちろん、その職員は傷ついているのだろうが、管理者も傷を負う。それは、管理者の仕事として、当…

想像するだけで楽しい

喫茶店で読む本を何にするか自宅の本棚を眺めていたら、太田靖久・友田とん『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』が目に入り、今、読みたい本かも、と手に取った。 コメダに行き、いつもは、アイスコーヒーたっぷり、トースト、…

本を作りたい

はてなブログの編集部のお気に入りで、ブログを紹介してもらい、私が書いている文章が、びっくりするほど多くの人に読まれる機会を得て、嬉しくて、妻に自慢した。それは一時のことで、数日経てば、その数は落ち着き、いつもの人数になるのはわかっている。 …

一杯の珈琲

コメダにて、おばあちゃんが、私に近づき、お邪魔します、と微笑み座った。その刹那、おばあちゃんの距離の詰め方が上手だな、と思うと同時に、このおばあちゃんと世間話が始まるな、と予感した。 私の予感通り、おばあちゃんは話し始めた。 こうして喫茶店…

NEW MAP FOR NORTH

自宅の石川直樹の本が並ぶ本棚を携帯電話で写真に撮り、ヒシガタ文庫に向かった。ヒシガタ文庫で石川直樹のトークイベントに参加するためだ。本棚を写真に撮ったのは、同じ本を購入しないようにするため。時々、自分が持っている本を買ってしまうことがある…