どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

life

VIVANT

日曜日の朝、妻を職場に送り、コメダで読書をすることにした。朝、8時過ぎだというのに、すでに、コメダの入口に設置されている長椅子には、もう座るスペースがないほど人が座って待っていた。いつもは平日に来るから空いていただけで、日曜日となると、こん…

木藤瑞穂追悼展

8時に空港に着いたのに、飛行機に乗り遅れて、間もなく、13時になる。数ヶ月前、飛行機には乗らないのに、仕事で空港に来た際に、空港は、なんかワクワクするな、と思った。それは、これからどこかに出かける人たちが、ワクワクしている感情で満たされている…

たわいもない時間

新千歳空港にある喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、iPadの電源を入れ、フリーWi-Fiに接続した。ここ数日、書きたいことがいくつかあって、なのに、自宅に着き、シャワーを浴びて、夕飯を食べ、妻とお互いの話したいことを話したり、聞いていたりしていた…

お盆みたい

居間の本棚にある本を数冊、ペラペラとめくり、橋本倫史『ドライブイン探訪』を手に取った。妻を職場に送り、仕事にはまだ早かったので、コメダに寄り、『ドライブイン探訪』を開いた。 子どもの頃、町内会で廃品回収をした後に、ドライブインで食べたラード…

すべてはモテるためである

コメダで、席を立つタイミングで、隣に座るおじいさんに、なんとはなしに目が行くと、読んでいる新聞が目に入った。スポーツ新聞のエロい記事の箇所を、食い入るように読んでいるのか、読みながら寝ているようだった。 私は、持参したiPadを開き、携帯電話で…

散歩には、ダイエット効果があるのか?

珍しく、久しぶりに会いたいという連絡が何人かから来た。一人は、中学生の時に出会った友人からで、6月下旬に連絡が来て、9月上旬に会うことになった。 この年齢になると、それぞれ住んでいる土地も違い、休みも合わず、気づけば、この前、会ったのっていつ…

悔やまれる夏

球場どうでした?3連休明けると、会う部下、何人かに同じ質問をされた。いや、行ってないし、甲子園に行くなんて、一言も言ってない、と私は答えた。このタイミングで、3連休だったので、甲子園球場に行ってるものだと何人かで話していたとのことだった。確…

フィリピンパブ嬢の社会学

北海道の夜に暑くて寝苦しいことは、ほぼなかったはずなのに、ここ何週間か、寝苦しくて、窓を開け、扇風機を回して寝た結果、体の調子が悪くなった。夏バテとよく耳にするけれど、これを夏バテというのでしょうか。体の力が入らない、やる気が出ない。こん…

清々しいはなし

職場にフレディ・マーキュリーが好きだという職員がいることを最近になって知った。その好きさ加減は、結婚したいというほどらしく、どこに、それほど惹かれる要素があるのだろうかと気になって、訊いてみた。その職員は、顔です、と即答した。顔です、とい…

楽しむということ

妻を職場に送り、コメダ。ここまでコメダに来るのなら、前売り回数券を購入した方がお得なのではないかとか考えながら、阿久津隆『読書の日記 In Design/入籍/山口くん』を開く。メジャー1年目を終えた大谷は、楽しく投げられるイメージが湧かなかったから手…

ラーメン屋にて

お気に入りの黄色のシャツのアイロンをかけようと思ったら、胸ポケットの箇所に、薄く青いシミがついていた。胸ポケットに青色の紙を入れたまま洗濯したようだ。ブリーチをつけて、再び、洗濯したけれど、落ちる気配はなかった。落ちる気配はなかったけれど…

悲しむのは悲しみがやってきたときでいい

仕事の帰り、昨年まで一緒に働いていた後輩に電話をした。北海道から、千葉だったかに引っ越しをして半年くらいが経つので、仕事どう?と訊いた。順調です、声も順調そうで、良かったと思った。時間が経てば、その元後輩の良さは周りの人もわかってくれると…

出発

自宅の駐車場の車の中で、Spotifyを操作したり、ナビを操作していると、妻が部屋着のまま出てきて、あれ?何か忘れたのかな、とドアを開けると、いってきます、と言った私の言葉が聞こえなかったみたいで、妻は、気づいたらいないから、と言っていた。いって…

悪口

私が自分に言い聞かせている言葉で、批評家になるな、批判される側に身をおけというのがある。そう言い聞かせているのに、人のことを悪く言うことは、ままあるな、と思って、なぜ、否定的になっちゃうんだろう、と考えていた。理由はいろいろあるけれど、元…

なくなって欲しくないもの

昼を過ぎ、外に出かけるのもめんどくさくなって、ゲームをしたり、YouTubeを観たり、本を読み、ダラダラと過ごした。今日の天気がわからない。帰ってきた妻が、車に雪が積もっていると言っていたので、雪は降っていたのだろう。 あなたの住む町、あなたの好…

好きなことをとことんやったら、変人扱いされる

車のバンパーの修理のため、ディーラーに来ている。1時間か、2時間になりますが、店内でお待ちになりますか、と受付の女性が私に訊いた。はい、店内にいます、と私は、椅子に座り、アイスコーヒーを受付の女性にお願いし、持参した武藤良子『銭湯断片日記』…

おおきなきりかぶ

自宅アパートの出入口付近には、時々、焼肉の匂いが流れてくる。アパートから徒歩1分のところに、地元住民が通うであろう店構えの焼肉店がある。外観からは、お客さんが入っているようには見えず、そもそも外から店内の様子を伺えない。ただ、流れてくる匂い…

クリニック・イン・ザ・モーニング

妻が、ネットニュースで、クリニック・イン・ザ・モーニングの医師がインタビューを受けている記事を読んだと私に話かけた。どのようなインタビューだったかは全く頭に入ってこなかったが、その病院名である、クリニック・イン・ザ・モーニングという名称が…

銭湯断片日記

伊藤茂次の詩集をネットで探したが、どこの本屋も完売。オークションか、メルカリで、どこかの誰かが、売ってくれるその日まで、ひたすら待たなければならない。手に入らないと、なおのこと欲しくなる。せめて伊藤茂次の詩集を出版した龜鳴屋で、他の詩集を…

笑え 泣け 無駄に生きろ 無駄に行け 喜べ 悲しめ 散り逝くならば 咲き誇れ

詩を書いていた友人がいた。私にも、詩をプレゼントしてくれたことがある。友人からお土産でもらった白虎刀にその詩は記されていた。木のおもちゃのような白虎刀だったけど、ちゃんと鞘に入っていたので、刀に記されていたその詩に気づくまでに6年の歳月が過…

自由研究

仙台に住んでいた頃、一ヶ月に一度、妻と少しだけ贅沢な外食をすることにしていた。行きつけの店は寿司屋、南欧料理、和食と三店舗あり、ローテーションしていたのか、その月に食べたいと思う店に行っていたのかは記憶が曖昧だ。その頃、行っていた寿司屋は…

カレーのイメージカラーはなぜ黄色?

運転する車の中から黄色いファミレスの看板が目に止まった。どうしてカレーのイメージカラーは黄色なのだろうか。カレーって、黄色というより茶色だろ。何か、企業のイメージ戦略か。カレーパンマンが黄色だったからか。ブログを書きながら、検索してみると…

弱り目に祟り目

一難去ってまた一難。なぜ、こうも問題が起こるのだ、という一日だった。思い起こせば、初夢は覚えていないのだが、目が覚めた時に、あまりいい夢ではなかったという感覚のようなものだけは残っていて、それから何日間か、今日も、良い夢じゃなかった、今日…

祖母との会話

『ユニマチュード認知症ケア最前線』NHK取材班 望月健を読みながら、2年前に亡くなった祖母とのやりとりのことを思い出していた。 それは、特別養護老人ホームに入所してからの祖母とのやりとりだった。 祖母は冷蔵庫に何か入っているから食べなさい、と私に…

エンドロール2022

その年、最後の日に、特におすすめしたい本を書いているが、今年は該当なし。というか、あまり本を読まない年だった。インプットも少ないからか、ブログの更新も少ない年となった。 そんな最後の日に読んでいるのが、堀静香『せいいっぱいの悪口』。 電車の…

何やら流れが悪い。調子が悪い。問題が立て続けに起こるから、流れが悪いと思うのか、流れが悪いと思うから、問題が起こるのか。問題山積みとはこのことだ。 知らず知らずのうちに、肩に力が入っているのだろう。肩と背中の張りがひどい。身体を整えようと、…

引っ越し

アパートの隣の空き地に戸建が建つ。いつかはわからない。わからないが、戸建てはあっという間に建つということは知っていて、今年の冬を迎える前に引っ越しをしようと決意するに至った。というのは、我々、アパートの住民は、誰もが、その空き地に雪を捨て…

いくら丼

雲を眺めると秋を感じるというのに、北海道には珍しく残暑である。職場の元同僚が、デイキャンプをしたいと言うので、キャンプをすることになった。今年は、一度もキャンプをしていなかったこともあり、ちょうどキャンプをしたいと思っていたところだった。 …

名乗り出ない美学

高校、大学ともに、野球部のマネージャーをしていると聞き、私は、なぜ、マネージャーをするのかを訊いた。マネージャーは、日の目を見ることがない役回りで、大変なことばかりではないか、と。その人は、子どもの頃、家族でプロ野球を観に行ったきっかけだ…

白河の関

パチンコ店のテレビの前で、私は甲子園決勝を見ていた。仙台育英が先制したところだった。甲子園決勝をこうしてテレビで観られることは、そうそうあることではなく、ましてや、今日は、東北勢初優勝がかかっている歴史的な日でもあった。外野席も満席になっ…