どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

book

佐藤yuupopic『シの本』

職場の同僚が、監獄ベースボールって知ってますか。今、その本は絶版になっているようで、と私に言いました。私は、話を被せるように、興奮気味に、その本、持っていた、もしかしたら、今も、自宅の本棚にある、と言いました。仕事を終え、自宅で探しました…

橋本亮二『手紙を書くよ』を読みながら

コメダで、アイスコーヒーを飲みながら、橋本亮二『手紙を書くよ』を読んでいたら、この文章を綴りたくなったので、綴ることにしました。『手紙を書くよ』は、往復書簡のような形で進み、読んでいたら、私も、手紙を書くように綴っていきたい気分になったの…

私の好きな詩人

コメダでアイスコーヒーを飲みながら、伊藤茂次詩集『静かな場所の留守番』を読んだ。 伊藤茂次を初めて知ったのは、藤井基ニ『頁をめくる音で息をする』だった。ちなみに『頁をめくる音で息をする』を読んでからと言うものの、私は詩集を好んで読んでいる。…

ぼくは鬱だった

ただ、聞いて欲しい、ただ、共感して欲しいという類の話というものが存在し、その話を聞いている者は、頭の中に反論のような一般論が浮かんだとしても、それは決して、言葉にしてはいけない。できれば、相手がスッキリするくらい共感する、いや、わざとらし…

場所や店舗にとって必要な要素とは?

部屋の窓を開け、阿久津隆『読書の日記 In Design/入籍/山口くん』を開いた。 「なにがいけなかったかな?」とか思う自分を見かけて戒める、そういうことを考えちゃいけない、購読してくださる方におもねるとか配慮するようなそういう姿勢を持ってはいけない…

がっかりさせたくない

行きつけのコメダは3軒目となった。3軒目のコメダが一番お客さんもいない店舗で、駐車場代もかからなく、気兼ねなく、過ごせる。モーニングのトーストをあっという間に食べ、アイスコーヒーを少しずつ飲みながら、阿久津隆『読書の日記 In Design/入籍/山口…

厳しさ

採用面接の面接官をしていた私は、こんな人になりたいという人はいますか?と質問した。結構、ありきたりな質問内容。その後、間髪入れずに、家族以外でお答えください、と続けた。家族以外と付け加えたのは、この質問をすると、大体の人が両親のどちらかを…

悲しむのは悲しみがやってきたときでいい

仕事の帰り、昨年まで一緒に働いていた後輩に電話をした。北海道から、千葉だったかに引っ越しをして半年くらいが経つので、仕事どう?と訊いた。順調です、声も順調そうで、良かったと思った。時間が経てば、その元後輩の良さは周りの人もわかってくれると…

ファン

ホームランを打つ夢は、どんな意味があるのだろうか、と携帯電話で夢占いを調べた。運気が上昇するとのことだった。ホームランを打ちたいという夢を見たのは高校球児の時で、夢ですらホームランを打ったことがなかったのに、先日、夢の中でホームランを打っ…

見えていないだけ

今日は、一切の仕事をせず、と宣言し、コメダ珈琲へ。いつもの、アイスコーヒーを注文し、鈴木大介『ネット右翼になった父』を読む。 ・・・父は徹底して「大勢に迎合せず」を信条とした人物だった。要するに、流行り物が大嫌い、流行り物は流行っているとい…

答えは与えずに、ヒントを与える

次年度、新任の管理者を私は指名した。その信任の管理者に、細かく口出しせず見守ることを大切にしよう、と自分自身に言い聞かせている。だからなのか、長谷川昌一『名将前夜』の一文が、心に響く。 答えは与えずに、ヒントを与える。いきなり与えられた「答…

最高です

ホテルのベッド上で伊野尾書店で買ったNumberを開いた。WBC特集。WBC第一回大会が開催されたのが2006年。野球の国際大会が開催されると知った時は、それは、それは嬉しかった。小学生の頃、もし、野球の国際大会が開催されるとしたら、と、一人、夢想しなが…

伊野尾書店

飛行機を利用するのは、コロナ前なので、かれこれ3年ぶりで、3年前にどこに行ったのかも定かではない。もしかしたら、3年以上前のことかもしれない。 空港のラウンジで、出発の時を待つ間、伊野尾書店の店主にメッセージを送るか迷う。伊野尾書店とは、東京…

日記とは

あっという間に雪が溶けた。春が嬉しいのは、遺伝子レベルに刻まれているからかもしれない。春を感じながら車を運転し、コメダに行く。アイスコーヒーを飲みながら、ブログを書いたり、『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読む。 『ティンダー・レモ…

価値観をおしつけないでください。

友達と飲んできました。その時の話です。会話の中で「じゃあ早くやればいいじゃん!いつも口ばっかりで何も挑戦してないよね!」と女が男を激励したんです。聞いたことのない声の震わせ方で。聞いたことのない語気の荒げ方で。もう、その言い方が独善の権化…

マッチングアプリ

この日記読みたいと思う情報に触れることが少ないからなのか、日記を読みたいと思えど、読みたいと思う日記と出会えない。そんなことを考えながら、日記屋月日のホームページを開いた時に、『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』というタイトルを目にし…

生きているのが、すばらしすぎる

滝口悠生『ラーメンカレー』を閉じ、レジに向かおうと立ち上がった時に、財布を忘れていることに気づいた。財布は、昨日、着ていたダウンの中だった。鞄の中に入れっぱなしの小銭入れの中にお金あるかなあとか考えているところで、コメダは、d払いができたと…

やめたほうが良いよ、と彼女は言った

色とりどりの靴下を眺め、手に取りながら、私の頭の中では、20代の一場面が自動再生された。 たまたま乗ったバスに職場の同年代の女性が乗っていて、その女性の隣の席に私は座り、世間話をしていたのだが、私の靴下を見て、なんで白なの?と言った。白なんて…

なくなって欲しくないもの

昼を過ぎ、外に出かけるのもめんどくさくなって、ゲームをしたり、YouTubeを観たり、本を読み、ダラダラと過ごした。今日の天気がわからない。帰ってきた妻が、車に雪が積もっていると言っていたので、雪は降っていたのだろう。 あなたの住む町、あなたの好…

好きなことをとことんやったら、変人扱いされる

車のバンパーの修理のため、ディーラーに来ている。1時間か、2時間になりますが、店内でお待ちになりますか、と受付の女性が私に訊いた。はい、店内にいます、と私は、椅子に座り、アイスコーヒーを受付の女性にお願いし、持参した武藤良子『銭湯断片日記』…

銭湯断片日記

伊藤茂次の詩集をネットで探したが、どこの本屋も完売。オークションか、メルカリで、どこかの誰かが、売ってくれるその日まで、ひたすら待たなければならない。手に入らないと、なおのこと欲しくなる。せめて伊藤茂次の詩集を出版した龜鳴屋で、他の詩集を…

笑え 泣け 無駄に生きろ 無駄に行け 喜べ 悲しめ 散り逝くならば 咲き誇れ

詩を書いていた友人がいた。私にも、詩をプレゼントしてくれたことがある。友人からお土産でもらった白虎刀にその詩は記されていた。木のおもちゃのような白虎刀だったけど、ちゃんと鞘に入っていたので、刀に記されていたその詩に気づくまでに6年の歳月が過…

カレーのイメージカラーはなぜ黄色?

運転する車の中から黄色いファミレスの看板が目に止まった。どうしてカレーのイメージカラーは黄色なのだろうか。カレーって、黄色というより茶色だろ。何か、企業のイメージ戦略か。カレーパンマンが黄色だったからか。ブログを書きながら、検索してみると…

手に入らないと、なおのこと欲しくなる

『頁をめくる音で息をする』藤井基ニで紹介されていた伊藤茂次の詩を読みたくて、伊藤重次と検索窓に入力した。 ・・・この男が書く詩がたまらなくいいのだ。あまりにも悲しみが突き抜けている。読んでいて明るい気持ちにはならないのに、何くそと無理やり絞…

彼の人生そのものが詩

四国一周をするために広島空港に降り立ち、尾道を通ったので尾道ラーメンを食べた。いや、尾道ラーメンは尾道ラーメンだったが、食べた土地が尾道だったかは定かではない。兎に角、尾道ラーメンが美味しかったという記憶だけは鮮明に残っている。『頁をめく…

定期的に怒る

のちに気づいたことなのだが、自分の感情というものは、こまめに、軽いうちに、誰かに伝えておいた方が、案外ぶあつい軋轢になりにくい。20年生きていたけれど、それまで私はこの事実を知らなかった。定期的に怒ったほうが、人は世界のきしみをなくすことが…

読むことと思い出すこと

地元は嫌いではないけれど、地元に帰りたいと思ったことはない。一言で言うと、近すぎる。近すぎると煩わしい。たまあに帰るくらいがちょうど良い。そう書くと、家族みたいだな、と思う。 地元を離れたのは、高校を卒業した年で、札幌で一年間、浪人し、大学…

あなたは読んだものに他ならない。

「読む贅沢 私は本と旅に出る 6社合同フェア」という棚の前で、私は足を止めた。普段、あまり目にすることがない本ばかりが並んでいて、どの本も魅力的に映った。読みたいと思った時に買わなければ、もう読みたいと思った本のタイトルすらも忘れてしまいそう…

祖母との会話

『ユニマチュード認知症ケア最前線』NHK取材班 望月健を読みながら、2年前に亡くなった祖母とのやりとりのことを思い出していた。 それは、特別養護老人ホームに入所してからの祖母とのやりとりだった。 祖母は冷蔵庫に何か入っているから食べなさい、と私に…

エンドロール2022

その年、最後の日に、特におすすめしたい本を書いているが、今年は該当なし。というか、あまり本を読まない年だった。インプットも少ないからか、ブログの更新も少ない年となった。 そんな最後の日に読んでいるのが、堀静香『せいいっぱいの悪口』。 電車の…