どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

北海道が揺れた夜

いつもと違う揺れで、まずいと思って起き上がり、暗闇の中、居間で寝ている猫のところに向かうと、猫も、まずいと思ったのか、私が寝ている寝室に向かうところで、私にぶつかって、なおのこと、びっくりさせてしまった。

 

水の上で、ぐわん、ぐわんと揺れているような揺れ。

 

地震が起こってすぐに、停電になっていたので、携帯電話で震源地を確認した。心配な友達にメール。

 

停電は、昨日、復旧した。北海道の4割程度の復旧と訊いた。今日もまだ暗闇の中で生活している友達がいる。

 

今までの経験だと、電気が一番最初に復旧し、水、ガスの順番だったけど、今回は、電気が長引いている。電気が使えないと、携帯電話の電池はなくなるし、風呂はお湯が出ないし、JRも動かない。

 

コンビニ、ホームセンター、ガソリンスタンド。至るところが行列。

 

今回は、特に、いつも通りの営業をするのが大切かが身にしみる。

 

コンビニ、ホームセンター、ガソリンスタンド以外も、安全が確認でき次第、通常営業した方が良い。そう思った。もちろん、近くに困っている人がいたら手をさしのべつつ。

食事をする場所、どうやって探してますか?

あまり馴染みのない土地に行って、食事をする場所を探す時、私は、ミシュランガイドを活用している。

 

一番新しい北海道のミシュランガイドは2017年度版なんだけど、私の手元にあるのは、2012年度版。ブックオフで購入した。200円で。 

2012年度版でも十分。

 

北海道全域の飲食店、宿泊施設が約700店舗掲載されている。日本料理、フランス料理など高級店からラーメン屋まで掲載されているのが嬉しい。 

 

ご存知かもしれないが、ミシュランガイドによれば、ミシュランの創設者であるミシュラン兄弟が、自動車の整備や修理を受けられる場所、上質な宿泊施設、おいしいレストランなど、車での旅に役立つ実用的な情報を提供するため1900年にフランスで刊行されたのが始まりとされている。

 

ミシュラン調査員は、それらの店舗を紹介するため、極秘かつ綿密な評価プロセスに従って調査している。

 

私が知るこのようなガイドブックの中では一番、信頼性が高い。

 

雑誌によっては、雑誌に掲載してもらうために、うん十万円を払って掲載してもらうものもあるらしく、行ってみたものの、おいしくなかったという店もある。

 

私は、20代の頃、旅が趣味の一つで、47都道府県を観光して歩いた。

 

その時、持ち歩いていたのが、桃鉄のガイドブック。

桃太郎電鉄をご存知だろうか?

 

サイコロを振って、目的地の駅を目指すというゲーム。 

 

高校生から大学生の頃までよくやった。徹夜で友達とやるんだけど、よく喧嘩に発展したのが懐かしい。

 

私が、日本全国を旅したくなったのも、この桃鉄の影響もあるのかもしれない。

 

気が向いたら、その頃の旅日記を、書き直して、ブログに掲載しようかなとも考えている。

文章の書き方のコツがわかる1冊

ブログを書き続けて15年。

 

ブログが楽しいのは読んでくれる人がいるから。

 

アクセス数が多い日は、もちろん嬉しいし、友達が、ブログを読んでくれているんだとわかるのも、また嬉しい。

 

それにしても、どうしたらアクセスが増えるのだろうか?

 

「タイトルが大事だ」とも聞くし、「毎日更新するのが大事だ」とも聞く。そうなんだろうけど、やっぱり文章が一番大事だろうな、と思う。何度も、何度も、訪れるブログは、やっぱり文章がおもしろい。

 

そこで手にとったのが、この本。

 

 

エッセイの書き方とブログの書き方は近いところがあるのではないか、と。

 

読みやすくて、わかりやすかった。

 

一番、印象深いのは、起承転結の話。

 

起承転結。誰もが聞いたことがある言葉。ただ、説明しろと言われると、私は、ちょっと自信がなくなり、もじょ、もじょと言葉を濁すだろう。

 

この本では、起承転結の「転」の部分に、書きたいことの中心を置くようにすすめる。「転」は、必ずしも、「しかし」と逆説と、とらえなくて良いと言っている。ここが学校で習ったところと、ちょっと違う。

 

文章は、「転」に何を持ってくるかを考えることから始める。

 

書くテーマが与えられていない場合は、①転、②起、③承、④結の順番に考え、テーマが与えられている場合は、①転、②結、③起、④承で考える。

 

この本では、起承転結の他にも、文章を書く上でのコツがたくさん、わかりやすく解説してくれている。

 

少しは、私のブログの書き方にも活きるだろうか。

猫との出会いと別れ

うちの猫は、私の胸の上に乗り、撫でられるのを待っていたり、うとうとしたりする。

 

そうなると、私は、何もすることができないので、仰向けになりながら、本を読んだり、うとうとしたりする。

 

先日も、そうして、仰向けになりながら、本を読んでいた。

 

読んでいた本は、保坂和志さんのハレルヤ。 

ハレルヤ

ハレルヤ

 

4篇の短編小説からなる。

 

帯に、「片目の猫、花ちゃんが、18年と8ヶ月かけておしえてくれたこと」と書かれていて、猫の話なのかなあ、と手に取った。

 

最近、どうも猫が登場する本が読みたくなる。

 

4篇のうちの2篇が、この片目の猫、花ちゃんとの物語。

 

あとがきに、こんなことが書かれていた。

 

感動したことを書く、あるいは心が激しく動いたことを書く、この本に集めた小説はすべてそういうシンプルなものです。(中略)歌というのは、歌詞の意味がわからなくたって心が揺さぶられたり、元気が出たり、深く内省的な気分になったりする。言葉を意味の伝達から離れて、響き、強さ弱さ、テンポ、心の中にあるときと同じような曖昧さで使うのは詩だけでなく、小説も本来そうだと思うのです。(「ハレルヤ」保坂和志

 

本を読みながら、先日、録画したテレビ番組を思い出した。

 

偶然にも、保坂さんが猫と一緒に登場していた。

 

ネコメンタリー。猫も、杓子も。「保坂和志とシロちゃん」

www4.nhk.or.jp

 

 

 

私も、いつか、猫が登場する小説を書きたいと思っている。

蜘蛛と蚊とよくわからない虫

自宅の玄関前には、自動センサーでライトが点くようになっている。

 

ライトと共に照らされたのは、大きな蜘蛛と蜘蛛の巣。

 

蜘蛛にたまたま目がいって、げっ、と思ったけれど、蜘蛛の巣をとるでもなく、私はそのままにしておく。ここ何週間も。自宅を出て、私が蜘蛛の巣にひっかかるような場所に蜘蛛の巣がある時は、蜘蛛の巣をとるけれど、蜘蛛は、微妙に場所を代え、あっという間に蜘蛛の巣を作る。日中は、どこにいるのだろうか。この前は、その蜘蛛の巣に蝶が捕まっていた。

 

この夏、血を吸う蚊は、メスだけだと知った。今年は、右足を三箇所刺されたけれど、そのことを知った後だったので、足を掻きながら、何か良いことしたな、と思った。

 

車庫には、何の虫かはわからないけど、さなぎになっている虫がいる。ちょっと気持ちが悪いけど、さなぎもそのままにしている。それもこれも、血を吸う蚊はメスだけだと知ってから。動けないさなぎに攻撃を加えるのに抵抗がある。毎日、眺めているけれど、なかなか孵化しない。どんな虫なのだろうか。もう秋になるというのに。

 

今日の北海道は、一気に涼しくなって、長袖を着て、外に出た。

夏の疲れが出てきた時におすすめの2冊

甲子園が終わって、まだ1週間しか経っていないのに、もっと経っている感じがする。野球・大学日本代表と高校日本代表をテレビで観ながらそんなことを思った。

 

大学日本代表の津森投手(東北福祉大)と大阪桐蔭のクリーンアップの対決が見応えあった。さすが、大学生は強い。こんなに強いとは思わなかった。

 

昨日、今日と仕事が休みだった。

 

昨日は、人間ドック。久々のバリウム検査。バリウムもさることながら、バリウムを飲む前の発泡剤が嫌い。

 

昼食は、すすきのにある、すすりでラーメンを食べる。

 

今日は、砂川市のいわた書店へ。1ヶ月に1回ペースで行っている。

 

前回、購入した虹色のチョークが良かったと店主と話をする。今日は4冊購入。

 

この2日間で読んだ本。

 

上原隆著のノンフィクション第2弾と第3弾。

 

ちょっと疲れた気分の時にちょうど良い。

 

プロ野球選手や作家なども出てくるが、登場する人物は一般の人。誰にでも起こりうる苦難。喜びは悲しみのあとには、その苦難を乗り越えた人の話が多く、雨にぬれてもは、その苦難の真っ只中って感じ。

 

喜びは悲しみのあとに (幻冬舎アウトロー文庫)

喜びは悲しみのあとに (幻冬舎アウトロー文庫)

 

  

雨にぬれても (幻冬舎アウトロー文庫)

雨にぬれても (幻冬舎アウトロー文庫)

 

 

本を読みながら、辛い、苦しい時期のあとに、ターニングポイントがくるんだよな、と自分の経験を振り返った。そう言い聞かして、辛くて、苦しい時期を乗り越えているってところもあるけれど。 

 

 

福祉のしごとを志す人に読んでもらいたい4冊

趣味のひとつは、本棚の整理と整理した本棚を眺めること。

本棚には、いろいろなコーナーがある。

そのひとつが、福祉の本を集めたコーナー。

本棚を眺めながら、その中でも特におすすめしたい4冊を紹介。

 

虹色のチョーク

虹色のチョーク

 

チョークを作る会社。日本理化学工業。この会社は知的障がい者が社員の7割を占めるという。障害のあるなしに関係なく、働くとはどのようなことなのかを考えさせられる1冊。

 

関連記事:「日本でいちばん大切にしたい会社」と呼ばれる日本理化学工業がすごすぎる ! - 北の凡

 

障害者のリアル×東大生のリアル

障害者のリアル×東大生のリアル

 

東大生が障害者と出会い、その出会いから、東大生が考えたことがまとめられたもの。登場する東大生たちは、よくここまで自分と向き合ったと思う。福祉を志すものも見習わなければと思い知らされる。

 

関連記事:障害者のリアル×東大生のリアル - 北の凡

 

 

へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

 

福祉っぽくない本。読み物としてもおもしろい。なぜなら、著者の鹿子さんは、福祉の仕事をしている人ではない。編集者。ゆるけど熱い。

 

関連記事:へろへろ - 北の凡

 

コトノネ vol.27

コトノネ vol.27

 

障害分野のいろんな取り組みが紹介されている雑誌。福祉がおもしろいとおもうきっかけをくれる、そんな雑誌。